発荷峠(標高631m)
東北自動車道十和田インターから国道103号線で入る十和田湖の南の入口が、発荷峠。大館、小坂からの樹海ラインの終点でもある。ここからは正面に十和田カル デラの外輪山が、その後方に南八甲田の櫛ケ峰が望める。 行楽日の展望台付近は人や車で混雑し、駐車場も満車状態となるが、 200メートル離れた樹海ライン入口に広い駐車場とトイレがあるので利用しよう。
瞰湖台(標高583m)
宇樽部と休屋の中間、国道103号線の峠、中湖に面した絶壁の上にある。 御倉半島の千丈幕や五色岩、屏風岩と中山半島が、湖内最深の中湖に映え、行き交う 白い遊覧船が点景となる美しい眺めである。
御鼻部山展望台(標高1011m)
子ノロから弘前方面へ国道102号線を進み、七曲りの急坂を登りつめると御鼻部山である。 御倉、中山の二つの半島が、紺碧の湖面を抱くように突出し、逆光のなかに神秘的な十和田湖が眺められる。好天の日には、遠く岩手山、八幡平のスカイラインが望める。
滝ノ沢展望台(標高698m)
弘前から国道102号線を登りつめる。十和田湖を一周する左右の分岐点が、滝ノ沢峠である。ブナの樹海を通り抜け、視界が急に開ける。展望台からは集落も見えず、神秘の十和田湖が美しい。
十和田山(標高1054m)
宇樽部登山口から3キロ、徒歩1時間30分ほどで山頂に着く。頂上からは、十和田湖が箱庭のように眺められる。八甲田連峰、岩木山、八幡平、岩手山、太平洋まで360度の雄大な眺望が展開する。 頂上周辺は、人の背丈より低いイチイの樹林、それも一本一本が丹精につくられた盆栽のような見事な樹形である。
紫明亭展望台(標高630m)
発荷峠の西方、樹海ラインをわずか500メートルほど車で行くと、新しい駐車場がある紫明亭展望台だ。 新緑のころは、残雪の南八甲田連峰の眺望が 素晴らしい。 展望台の脇にある石碑は昭和2年の「新日本八景」に湖沼の部で十和田湖が入選したのを記念して建立されたもの。静かに十和田湖の美しさを堪能できる。
甲岳台(標高670m)
発荷峠の東方、樹海ラインと反対側の悪路の林道を入り、1.500メートルほど行く。ここからの眺めは美しく休屋へ伸びる湖岸線が眼下に広がり、 中山・御倉両半島と南八甲田連峰が並んで見られる。秋の夕暮れどきは、カルデラ壁をかこむブナの黄葉の樹海がいちだんと見事である 。
鉛山峠から白雲亭周辺
樹海ライン鉛山峠入口駐車場に車を置き、ブナ林のなかのネマガリダケを切り開いた歩道を500メートル進むと「鉛山峠」の標柱が立っている。この場所からは湖が見えないので、左右に分かれた歩道を右へとり、100メートルほど進むと開けた場所にでる。入口から約10分。軽装であれば、ここで引返そう。 標柱の立つ鉛山峠から左のコースを進むと、湖面が見えかくれし、廃山となった鉛山鉱山への分岐点にでる。かつて鉛山への道は、小坂、十和田湖間の鉱石や物資運搬の重要な道であった。 尾根づたいに直進すると1.300メートルで「白雲亭」。林武画伯の国立公国絵画「十和田湖」はここからの風景で、西湖、中山半島、中湖、御倉半島と立体的な眺望である。白雲亭から白地山分岐へのあいだはこの大パノラマを満喫することができる。 あまり知られていないが、このコースからの眺望は数ある展望台のなかでも、もっとも素晴らしいものだ。 四月の残雪のころ、黄色のマンサクの花が咲き、五月にはカツラやオオヤマザクラなどがうす紅色の化粧をする。白地山湿原には、六月からヒナザクラ、ワタスゲ、ハクサンチドリ、タチギボウシなどの湿原植物の花が咲き競う。なかでもキンコウカと二ッコウキスゲの咲く七月、八月が花の見ごろ。 帰りはもとにもどるか、白地山分岐から大川岱にくだるとよい。











